ルーム

ふとした時に喉から出る変な音

 

雨粒が僕らを祝福するかのように

意志を持って落ちてくる

 

透明な傘じゃどんなに広げたって

防ぎきれやしないから

 

 

すれ違う人の声がサイレンのように響く

足を止めても足元はどうにも心許なくて

 

横浜から乗る各駅停車には渋谷でお別れ

少し大きめの歩幅でゆっくり帰ろう

 

 

光はいつも眩しいし温かいけど

たまに鋭く身体に突き刺さってくる

 

心の闇を守るために光ってなきゃ駄目なんだ

雑踏に身を隠すようにね

 

 

明日は靄だけど今日も無事に視界を手にしたのなら

 

 

 

 

たまには鳥肌がたつくらい自分に期待したい