ルーム

ふとした時に喉から出る変な音

6番線の

 

 

北風にさらされて小刻みに踊る葉に感化されて足元をおぼつかせる夜

 

流される人たちは斜め下の自分とのにらめっこに忙しそう

 

窓の外では新しい終わりが始まったというのに

 

世界が無数にある今じゃ一つ消えたところで

 

 

 

 

昔は星空がふたつあったらしい

 

それを良しとしないので今は口元から火がきえた

 

 

 

色んなものに折り合いをつけてできたシワはどんなアイロンでものばせない

 

 

「誰でもない自分が凄いことを認めた上で話を進めてください

   いちばんに心から褒めてくれるのは自分だから」

 

 

 

朝の大渦に飛び込んでいったあいつはもう戻ってこなかった

 

温かいコーヒー/小銭入れ